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| 『斜影はるかな国』 逢坂剛 |
冒険ミステリ- |
★★★★★ |
| 通信社記者・龍門二郎はスペイン内戦に日本人義勇兵がいたという情報をもとにスペインに飛ぶ。なぜか寄り添うかつての彼女・・・。義勇兵の足跡が自分の叔父叔母につながりがあるのか?内戦時に行方不明になった金塊はどこへ?龍門はどこまでも追いかける。それは自分探しの度かもしれない。舞台は龍門の現代とスペイン内戦時が同時進行ですすんでいくが、途中で話が繋がっていくおもしろさ。 |
| 『旅の短編集』 原田宗典 |
短編ファンタジー小説 |
★★ |
| ちょっと作りすぎでは?なんて思うもののそれでもおもしろかったのはP.18の『イグアノドンからの伝言』。ある博物館にイグアノドンの骨格標本があります。このイグアノドン時々おしゃべりするとか。でもいってみると話しかけられずがっかり。ホテルの部屋にかえってみるとメッセージが「風邪をひいてのどの調子が悪いので先ほどは失礼しました・・イグアノドンより。」 |
| 『慟哭』 貫井徳郎 |
犯罪・警察小説 |
★★★ |
| 苦悩する警察官が宗教にはまる。最初は胡散臭さを感じながらも、段々と陶酔していところがうまくかかれている。主人公警察官の家族・愛人関係など宗教にはまる前提にすぎず全体ボリュウームからすればもっと話の展開に幅をもたせってもらいたかった。そのため本筋とどこまで関係あるの?と思われる部分は読み飛ばした。後半に語られる現代の宗教とはビジネスだという解説が数ページにわたって語られるがこれはおもしろく、説得力がある。 |
| 『幻の女』 香納諒一 |
ハードボイルド小説 |
★★★ |
| 弁護士をしている主人公は偶然かつての彼女に遭遇する。ところがこの彼女はなんだかのトラブルで殺される。彼女はなぜ殺されなくてはならなかったのか?彼女の過去を調べれば調べるほど過去の事件が芋づるででてくる。大阪での汚職事件の内容はやや込み入っていてどうでもよく、彼女との関係がわかれば全体のストーリーが追える。後半彼女の葬式にきた年配の女性が非常に深みのある人間。実際クライマックスの演出は彼女がつとめることになる。 |
| 『人間の証明』 森村誠一 |
ハードボイルド小説 |
★★★★ |
| なんとかお金を工面してきた黒人はなぜ殺されなくてはならなかったのか?あまりにもせつない過去が解き明かされていく。この作品は1980年ごろの作品で当時とそれ以前の日本の雰囲気がよくでている。『人間の証明』というタイトルにこめられた思いを是非感じとってほしい。 |
| 『働く理由』 戸田智弘 |
ハウツー・ビジネス |
★★★★★ |
| 誰でも一度はこの疑問にぶつかる。お金だけもらうことを考えるならもっと効率的に稼ぐ方法はないのか?でも、お金を稼ぐということだけで働くことはわりきれない。その答えのヒントをくれるのが本書である。「仕事=金儲けという効率のよさを選んで、日本人は仕事から派生する人間関係の幸福を捨ててしまった」という文章にちょっと思いあたるものがある。 |
| 『アフィリエイトで月収50万』小林智子 |
ハウツー・ビジネス |
★★★ |
| 普通の主婦がスーパーアフィリエーターになった体験談。この本を読んで自分もスーパーアフィリになれるわけではない。その方法は概要だけでいざ始めてみようと思ったら目が白黒することだろう。具体的なノウハウを教えてくれるはずがないのでそこまで期待するほうがいけないかな。 |
| 『丸わかり世界の成功法則』上西聡 |
ハウツー・ビジネス |
★★ |
| 中学生・高校生くらいまでには新鮮かもしれないが、社会人をそこそこ経験してきたひとにはものたりない。 |
| 『よみがえる百舌』 逢坂剛 |
ミステリー小説 |
★★★★ |
| 小説は文字で想像しなくてはならないため、登場人物がいかに個性をもった存在として描けるかが大きな要素。この小説は登場人物が個性的で親しみがもてるし、いつしか自分中でイメージができている。そんな小説がおもしくないはずがない! |
| 『江藤新平』 毛利敏彦 |
人物研究 |
★★★ |
| この人はもっと評価されていいのではなかろうか?日本史では「佐賀の乱」という反体制運動で首領と紹介されているが、司法制度をつくったのはまさに彼である。それまでの「刀」がルールという時代から、平等な社会的ルールをつくった功績は大きい。歴史は勝者の側から書かれていることをわすれてはならない。いつかこの人がもっと見直されることを期待したい。 |
| 『ずぶとい国、するい国、そしてバカな国』 落合信彦 |
ルポルタージュ |
★★★★ |
| 落合氏のダイレクトな文面はあいかわらず切れ味がいいですね。ニュースをみていても国際政治の本根はまったくわからないし、推測することも難しい断片的な情報のみです。落合氏の指摘が正しいかとうかは、これまたそんな訳で検証すらできないのですが、その指摘に説得力があるのは事実です。落合氏は以前著作の中で「現在考えられる最悪のシナリオを想定し警鐘するのがマスコミの役割であり、はずれればそれはそれでいいのだ」と語っていた。これを理解してよまないと落合信彦はただの「うそつき」となるので注意が必要だ。 |
| 『まひるの月を追いかけて』 恩田陸 |
ミステリーロードノベル? |
★★★ |
| これが恩田ワールドであろうか?読書後なにか不思議な余韻に包まれた。短編小説で数人しか出てこないのだが強烈な印象がのこる。多重人格でもなかきゃ、こんないろんな人物をかけないよ〜。なんて思ったりして。ところで解説を佐野史郎が書いている。 |
| 『一瞬の月』 白石一文 |
恋愛小説 |
★★★★ |
| 人事課長に抜擢のエリートサラリーマンとトラウマをもった就職女子学生の出会い。こんな人生もあるのかとおもったのが率直な感想。こんな小説を読んだのは初めてでちょっと新鮮だった。でも、まさか最後に香折にいくとは思わなかったな・・・。 |
| 『キャプテン翼勝利学』 深川峻太郎 |
日本サッカー論 |
★★★★ |
| 日本サッカー界に今こそ翼が必要だと著者はのべている。強力なキャプテンシー人数が多い団体競技では大切ですね。サッカーについて斬新な意見が盛りだくさんでおもわずラッシュの電車で笑ってしまうほどのおもしろさあり。オリジナリティある意見が続出なので興味深い。 |
| 『いい訳の技術』 渋谷昌三 |
ハウツー・ビジネス |
★★★ |
| モノはいいようとはよくいったものである。会社に寝坊して10分遅れたらアホの烙印を押されかねないが、半日おくれて体調が悪いことにすれば無難に切り抜けられる。カウンターをくらう余地を残したコメントは案の定ご指摘をもらう。むしろ相手にもっともらしい会議の結論をもっていかれるきっかけをつくったにすぎないこともある。TPOと空気をよむことがたいせつだね。 |
| 『Cの福音』 楡周平 |
犯罪小説 |
★★ |
| コカインという麻薬の恐ろしさを実感したという、小説のつくりとはまったくことなる視点に興味をひかれた。外国在住の商社マンなどで実際に駐在中に麻薬におかされるなんてありえる話では。転勤の事前研修ではみっちりこの点をブリーフィングされるのでは・・。この本は研修用に使える。一人の麻薬におかされたエリートサラリーマンの結末を描いたこの小説はいい刺激になった。 |
| 日本を創った12人<前編>堺屋太一 |
人物評論 |
★★★★★ |
この本は感動モノです。日本にある考え方の源流はここにあるといった文化論。だれがその素地をつくったのか?
■聖徳太子・・ええとこどりの発想。キリスト教なんで興味なくてもクリスマスはいただき!
■源頼朝・・組織での二十権限構造をつくったのはこの人!実質的な決定権はだれがもっている?
■織田信長・・信長がバカ扱いされたのは、新しい発想がそれまでの常識と違うため!
■石田三成・・中堅社員のネットワークで組織をうごかす発想の原型。
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| 日本を創った12人<後編>堺屋太一 |
人物評論 |
★★★★★ |
この本は感動モノです。日本にある考え方の源流はここにあるといった文化論。だれがその素地をつくったのか?前編のほうが日本の基礎といった感じで後編は印象うすいが。
■渋沢栄一・・・日本的協調主義の生みの親
■マッカーサー・・・日本をアメリカ的幸福価値観にした男。
■大久保利通・・・官僚主導は彼がつくった。
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| 『私たちが好きだったこと』宮本輝 |
青春小説 |
★★★ |
すてきな春風がすぎていった・・・読書後そんな感想をもちました。ちょっと60・70年代を書いた村上春樹さんの作品を感じるところも。いや違うどっちかということ孤独がテーマな(勝手な解釈)村上作品とは違う、自分を犠牲に他人を思いやる人たちの物語。でも感じる雰囲気はやっぱり村上さんと似ている。やはり人間は一人でうまれて、一人で死んでいくのか。文庫で300ページほどの作品だけどちょっと物足りなさを感じる。倍くらいのボリュームでもっと感情移入できればもっと味わいがでるような。
これまた村上作品だけど、『ノルウェイの森』が『蛍』の続編だったように、『蛍』だけを読んだ印象。
それでもすてきな春風がすぎていった感じがするな〜。 |
| 『その時は彼によろしく』 |
青春恋愛ファンタジー |
★★★★ |
智史と花梨の2人の魅力が光る小説。すっかりこの2人を好きになってしまいました!だれかがだれかを道案内して助けてくれます。思いやりのある小説でした。『その時は彼によろしく』この言葉は誰が
誰にいったことばでしょう?とってもすてきな場面で登場しますのでお楽しみに! |
| 『青春の門 第二部自立篇』 五木寛之 |
青春小説 |
★★★★★ |
| もっと教訓めいた古い小説かとおもいきや。村上春樹のバリの静かな、それでいて殺伐とした雰囲気の小説でした。登場人物は個性的で魅力的です。福岡から早稲田大学にすすんだ学生の物語ですが、貧乏からはじめっているところはなんとも好感がもてる・・これって大学生の原則でしょ。カオルという新宿2丁目で働く女性がキーパーソンです。是非一部、三部も読んでみたいですね。 |
| 『伊藤博文 幕末青春児』 童門冬二 |
青春小説 |
★★★★ |
| この時代の人は感情直情型の方が多い。というかそういう時代なのか。それでいていつくかの著名人は、あっさり考え方をかえる。あいつは危険人物だと思えば天ちゅうといってテロで殺す。でもその考え方は間違っていた、もしくは古いと考え直し、殺した人と同じ考えになる。殺されたほうはたまらん。この小説は高杉晋作、桂小五郎、吉田松陰、山県有朋など歴史に登場する人物の考え方や性格ま描かれている。童門さんときどき手を抜いた小説があるが、これはよく研究していて読み応えあり。 |
| 『雑談力おしゃべり・雑談のおそるべき効果』 |
川上善郎 |
★★★★ |
| わるく言われがちな雑談、つまりおしゃべりは人間関係をつくっていくもの。会社でおしゃべりはいけない?その考え方はもう古い。仕事の話だけしていては仕事はうまくいかないというところでしょうか?なんていうとほどほどのおしゃべりはいいんだよ・・・なんていかにも知っていたかのように、理解があるようにいう上司がいそうですね。手のひらをかえして「おしゃべりいいけどそれで残業なんてつけるなよ」とか本音がでるかも。禁止の前提でOKより、OKの前提で推進くらいでちょうどいいかもね。 |
| 『ただ、顧客のために考えなさい』 |
原 年廣 |
★★ |
| 社会は2極化してきてません?10年に貯蓄0の人が20%とか。プルデンシャルの創業の話に3セントaweekというものがあります。わずかな掛け捨てで貧民層に保険を提供したそうです。これからそんな保険が求められる時代がくるかもしれませんね。間接的にプルデンシャルの宣伝とも思われるこの本でひとついい言葉がありました「人間の成長がないとこの仕事は続けられない。それには人がみていないところでいかに自分を律して自分に厳しくできるか、本当の勝負はそこなんじゃないの」 |
| 『ザ・ファイナルオプション騙し人U』 |
落合信彦 |
★★★★ |
| 切れる男がでてくる落合小説。どうせだますならこれくらいスケールのおおきな騙し方に!後半ちょっと急ぎ足になったが中盤までの緊張感はなんともおもしろい。それにブラックジョークもあいかわらず。The
United Steates of Asians=USA とはよくいったものだ。日本の総理大臣のおっさんもいい。 |
| 『君を守りたい』いじめゼロを実現した公立中学校の秘密 |
中嶋弘行 |
★★★ |
| あれ、この作家のおじさんどっかで聞いたような・・・、そう江戸川乱歩賞をとったあと弁護士さんですね。リアリティのある小説でしたが、本業の弁護士としてこんな仕事にもかかわっていたんですね。いじめは犯罪という概念にはっとしました。自分も不思議に思っていました。加害者の人権は注目され擁護される傾向にあるのに人権を最悪の形(命をおとす)でいじめられた人の人権はどうしてくれるんだ!本書にあるように厳しい対応が必要なのかもしれませんね。 |
| 『細菌感染つくられたカルテ』 |
霧村悠康(はるやす) |
★★★ |
| 医療サスペンス!『白い巨塔』とおなじイメージでしょうか。同作品で3作目ですが今回はやらかしました。あとがきにもはっきり書いていますがテーマは「セクハラと人間の心の中に潜む怨念」!医療はあくまでもストーリーの題材にすぎないのだ!ただ登場する女性のうち2名は愛人となり、セクハラの行く末にお縄と愛人の2通りの展開になっているところがまたおもしろい。男の立場からかかれてるからかな・・・。しかし手術描写で鍛えた表現力はみごとエッチな表現にも実力がでている。 |
| 『病気にならない生き方』ミラクル・エンザイムが寿命を決める |
新谷弘実 |
★★★★ |
| 人間の免疫力は強い!その免疫力を強めるような食事をするのがポイント。動物性の食べ物を抑えて植物性の割合を増やす。そしていずれもできるだけ加工しない、つまり素材そのものが一番!魚なら寿司?野菜は生野菜がいい。それはエンザイム=酵素がいきたまま体に取り込めるから。水も大切!1日1.5リットルくらい飲もう!できれば海洋深層水や硬水が天然のミネラル沢山! |
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